乾電池の低電圧で袋を溶着。携帯シーラーを設計・試作・量産
コンセントのない場所でも、袋をすぐに閉じられるようにしたい。
乾電池の低い電圧で袋を溶着できる温度まで加熱しながら、外側では火傷しにくい携帯シーラーを、デザインから量産まで開発した事例です。
求められた製品
乾電池で動作し、スイッチを入れるだけですぐに使えるハンディタイプのシーラーを開発しました。
レジ袋などのポリエチレン袋や、アルミシートがコーティングされた菓子袋などを簡単に閉じられる製品です。
電気コードがないため、家庭内だけでなく、外出先でのおむつ袋やペットの散歩時に使用する袋など、携帯して使うことも想定しました。
低電圧で加熱しながら、安全性も考える
開発上の課題は、乾電池の低い電圧で、ポリエチレン袋を溶着できる温度までヒーターを短時間で上昇させることでした。
同時に、使用者が触れる外側は熱くなりすぎないよう、ヒーター周辺の構造と熱の伝わり方を検討する必要がありました。
藤川樹脂が担当したこと
- 携帯して使いやすい外観のデザイン
- 乾電池、ヒーター、スイッチを収める内部設計
- ヒーター周辺の温度と熱の伝わり方を検証
- 試作品を製作し、袋の溶着状態を確認
- 検証結果を設計へ反映
- 量産用の構造へ仕上げ、製造
設計・検証から量産までの記録

完成した乾電池式携帯シーラー

ヒーター周辺の温度分布を確認

試作品を使った温度検証

乾電池を収める内部構造
結果
乾電池で動作し、コンセントへ接続しなくても袋を溶着できる、携帯可能なシーラーとして製品化しました。
藤川樹脂では、製品の外観を考えるだけでなく、内部構造、温度検証、試作、設計修正、量産までを一つの流れで進めます。

