破損を繰り返す駅員ロボットを再設計。10台を納期内に納品
破損を繰り返していた駅員ロボットを、外観を変えずに再設計。
内部構造の強化、部品の一体化、試作・検証、組み立てまで行い、10台を2か月の納期内に完成させた事例です。
ご相談時の状況
オムロンソーシアルソリューションズ株式会社様が開発した対話型AI窓口案内ロボットは、京王線新宿駅や下北沢駅で案内係として活躍していました。
一方、すでに使用されていたロボットには、衝撃に弱く、たびたび外装部品が破損するという課題がありました。
そこで、既存ロボットの外観や役割を生かしながら、壊れにくい構造へ変更し、10台を増強したいというご相談をいただきました。
壊れにくくするために行ったこと
- 破損していた箇所と原因を確認
- 外観を変えずに肉厚と内部構造を見直し
- 多数の部品を一体化して構造を簡素化
- 3Dプリンターで試作部品を製作
- 実際の部品を取り付けて繰り返し試験
- 組み立てや検査まで行い、完成品として納品
見た目は従来のロボットと同じまま、破損しやすかった見えない部分を中心に設計を変更しました。
設計変更から完成までの記録

強度と組み立てやすさを見直したボディパーツ

部品を取り付け、組み立てと確認を行う工程

駅で案内係として使用される駅員AIロボット
部品が手に入らない問題にも対応
製作中には、新型コロナウイルスの影響により、指定されていた部品が入手困難になる問題も発生しました。
そのまま部品の入荷を待つのではなく、一部を代替品へ切り替え、国内の加工会社にも協力を依頼しました。設計変更と部品調達を並行して進めることで、製作を止めずに対応しました。
結果
外観を変えずに破損しやすい部分を強化し、部品の一体化、試作、検証、組み立てまでを進め、10台を2か月の納期内に納品しました。
藤川樹脂では、壊れた部品をそのまま作り直すだけではなく、なぜ壊れたのかを確認し、今ある製品を生かしながら、必要な部分から設計を見直します。

